バスケットボールでよくある反則の一つが「トラベリング」です。
初心者にとって見分けが難しく、試合中に誤審を招いてしまうこともありますよね。
初心者の方はなんで？と思ったり、経験者でもやってしまうファールの一つなのです。
ここでは、バスケ初心者向けにトラベリングの基本知識と見抜き方を分かりやすく解説します。
トラベリングとは？
バスケットボールにおいて、トラベリングは非常に重要なルールの一つです。
プレーヤーがボールを持った状態で、許可された歩数以上に歩くことを指します。
具体的には、ドリブルをせずに二歩以上歩くことがトラベリングと見なされます。
このルールは、試合の流れをスムーズに保つために不可欠です。
トラベリングの基本ルール
トラベリングはどんなルールなのか、以下のようなものを指します。
- ドリブルを開始する前に二歩以上歩く
- ドリブルを停止した後に二歩以上歩く
- ピボットフットを持ち上げて再度床に着ける
これらのルールを理解することで、プレーヤーは違反を避け、試合の流れをスムーズに保つことができます。
よくあるトラベリングの誤解
バスケットボール初心者が陥りがちなトラベリングに関する誤解には以下のようなものがあります。
ジャンプストップ後のステップ：ジャンプストップ後に両足を地面につける際に、もう一歩踏み出すことはトラベリングと見なされることがあります。
ピボットフットの誤用：ピボットフットを持ち上げてから再度地面に着けると、トラベリングとなります。
トラベリングをしないための練習方法
トラベリングをしないためには、以下の練習方法が有効です。
ピボットの練習：軸足を軸に回転する動作を練習する
ステップワークの練習：ボールを持ちながら足を動かす練習をする
ドリブルの練習：ボールをスムーズに扱う練習をする。
ゼロステップとトラベリングの関係
2017年10月からバスケットボールのルールが改定され、「ゼロステップ」という新しい概念が導入されました。
ゼロステップは、ボールをキャッチした瞬間の足を「0歩目」としてカウントすることで、選手が使える歩数を1歩増やすことができるというものです。
このルール変更により、トラベリングの判定がより複雑になったと感じる人も多いのではないでしょうか。
ゼロステップとトラベリングの関係について詳しく解説します。
ゼロステップとは？
ゼロステップとは、ボールをキャッチした瞬間の足を「0歩目」としてカウントするルールです。
従来のルールでは、ボールをキャッチした瞬間の足は「1歩目」としてカウントされていましたが、ゼロステップの導入により、選手が使える歩数が1歩増えました。
ゼロステップとトラベリングの関連性
ゼロステップは、トラベリングの判定に大きく影響します。
具体的には、以下の点に注意する必要があります。
- ボールをキャッチした瞬間の足の動き：ボールをキャッチした瞬間の足が動いている場合は、トラベリングになります。
- 軸足の移動：ボールをキャッチした瞬間の足が軸足になった場合は、その足は移動することができません。軸足を移動すると、トラベリングになります。
- ドリブルの開始タイミング：ボールをキャッチした瞬間の足が0歩目となった場合、2歩目が接地する前にドリブルを開始する必要があります。2歩目が接地してからドリブルを開始すると、トラベリングになります。
ゼロステップのメリット
ゼロステップには、以下のようなメリットがあります。
- オフェンスの幅が広がる: 選手が使える歩数が1歩増えることで、よりダイナミックなオフェンスが可能になります。
- 攻守の切り替えが早くなる: ボールをキャッチした瞬間から積極的に攻守の切り替えを行うことができるようになります。
ゼロステップのデメリット
ゼロステップには、以下のようなデメリットもあります。
- トラベリングの判定が複雑になる：ゼロステップの有無によってトラベリングの判定が変わるため、審判にとっても選手にとっても判断が難しくなります。
- ラフプレーが増える：ゼロステップを活かしたオフェンスが増えることで、ラフプレーが増える可能性があります。
まとめ
バスケットボールのトラベリングは、試合の流れを維持するために非常に重要なルールです。
基本的なルールを理解し、適切な練習を行うことで、トラベリングの違反を避け、プレーヤーとしてのスキルを向上させることができます。
トラベリングに関する知識を深め、より良いプレーを目指しましょう！
