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バスケルール

試合開始のカギ!バスケのジャンプボールとポゼッションの仕組み

バスケ ジャンプボール

バスケットボールの試合はジャンプボールで始まります。

これは、審判がボールをトスし、両チームのジャンパーが競り合うことで、最初のポゼッションを決定する重要なプレーです。

しかし、試合開始時を除き、現在のルールではジャンプボールは行われず、ヘルドボールなどのシチュエーションではオルタネイティング・ポゼッション(AP)ルールが適用されます。

ジャンプボールに勝つことで試合の流れを作り、優位に立つことができますので、意味を持つこのプレーを理解し、最大限活かせるようにしましょう。

ジャンプボールの定義

ジャンプボールとは、試合開始時に審判がボールを投げ上げ、両チームのジャンパー(センターなど)がそれを競り合うプレーのことです。

現在のルールでは、試合開始時のジャンプボールのみが実施され、それ以外のシチュエーションではオルタネイティング・ポゼッション(AP)ルールが適用されます。

ジャンプボールが行われる唯一の場面

試合開始時(センターサークル):各試合の最初にセンターサークルで実施され、最初のポゼッションが決定されます。

基本の流れ(現在のルール)

  1. ジャンパー(両チームから一名ずつ)がセンターサークルの中央に立つ
  2. 審判がボールを垂直に投げ上げる
  3. ボールが最高点を過ぎ、下降し始めた後にジャンパーがボールをタップする
  4. ジャンパー自身は、地面に2バウンドする前にボールを保持できない
  5. ボールがタップされるまで、他の選手はセンターサークル内に入ってはならない

ミニバスケットボールのジャンプボール

ミニバス(小学生向けのバスケットボール)では、基本的なジャンプボールのルールは一般のバスケットボールとほぼ同じですが、以下の点に違いがあります。

ミニバスのジャンプボールの特徴

  • 試合開始時にのみジャンプボールが行われる
  • ジャンプボールシチュエーション(ヘルドボールなど)はオルタネイティング・ポッションルールに従う
  • 審判のトスが通常より低めに設定されることがある(小学生の体格に配慮)

3×3バスケットボールのジャンプボール

3×3(スリーバイスリー)は、5人制のバスケットボールとは異なるルールが適用され、ジャンプボールは実施されません

3×3バスケにおける試合開始のルール

  • 試合開始時はコイントスでボールのポゼッションを決定する
  • オルタネイティング・ポゼッション(AP)ルールが常に適用されるため、ジャンプボールは行われない
  • 試合中にヘルドボールが発生した場合も、APルールに基づいてスローインで再開される

ジャンプボールの重要性と試合への影響

ジャンプボールに勝つメリットは、あるのでしょうか。

メリット具体的な影響
試合の流れを作れる最初のポゼッションを取得し、オフェンスをリズムよく開始できる
心理的な優位性先制点を奪い、相手にプレッシャーを与える
チームの戦術を活かせるセットオフェンスやファーストブレイクによって優位に立つ

また、ジャンプボールに勝つことで、相手のリズムを崩しやすくなり、速攻や3ポイントシュートのチャンスを作りやすくなります。

ジャンプボールに負けた場合の影響

  • クォーターごとにポゼッションは交代するため、試合開始時のジャンプボールに負けても影響は限定的。

  • しかし、試合終盤でのジャンプボールシチュエーションでは、勝敗を分ける可能性がある。

ジャンプボールを成功させるための3つのコツ

ジャンプボールを成功させるための3つのコツをお伝えします。

最適なタイミングでジャンプする

  • 審判がボールを投げる瞬間を正確に読み、相手より一瞬早くタイミングを合わせる
  • ボールが頂点に達した後、下降を始めた瞬間にタップできるように意識する
  • 早すぎるジャンプはバイオレーションになるため、審判の動きを観察する

ボールを高い位置でタップする

  • 指先でボールを緩やかにタップし、味方の受け取りやすい方向へ込む
  • 手のひらで打つとボールが出すぎるため、指先を使ってコントロールする
  • 力強くタップするのではなく、適度なタッチでボールを味方に誘導する

タップする方向を味方と予め決める

  • ジャンプ前に味方の位置を確認し、タップの方向を決めておく
  • 相手のジャンパーの動きも検討して、優位な方向を選ぶ
  • 味方とサインを決め、タップ後のプレーをスムーズにする

オルタネイティング・ポゼッション・ルールとは?

試合中のジャンプボールシチュエーション(両チームの選手が同時にボールを保持する、ボールがリングとバックボードの間に挟まるなど)の場合、ジャンプボールではなく「オルタネイティング・ポゼッション(AP)ルール」によってスローインで試合が再開されます

オルタネイティング・ポゼッションとは?

オルタネイティング・ポゼッションルールによって、試合中に何度もジャンプボールを行う必要がなくなり、スムーズな試合運びが可能になりました。

  • ヘルドボールが発生した場合、ジャンプボールではなく、ポゼッション・アローに基づいてスローインで再開される
  • 試合開始時のジャンプボールでポゼッションを得たチームとは逆のチームが、次のポゼッションシチュエーションでスローインを得る
  • 以降、交互にポゼッション権が移動する

これにより、試合の流れを公平に保ちつつ、ゲームをスムーズに進行させることができる

📌

試合開始時のジャンプボールでAチームがボールを取った場合、次のジャンプボールシチュエーションではBチームがスローインを行う

2回目以降のポゼッションシチュエーションでは、交互にポゼッション権が移る

まとめ

ジャンプボールは試合の入りを左右する重要なプレーであり、最初のポゼッションを確保することで、チームにとって大きなアドバンテージになります。

特に現在のルールでは、ボールが下降し始めた後にタップしなければならないため、正確なタイミングと技術が求められます。

また、ミニバスでは試合開始時のみジャンプボールが行われ、3×3ではジャンプボール自体が存在せず、コイントスでポゼッションが決定されるなど、競技ごとの違いを理解しておくことも大切です。

試合の流れを決めるカギとなるジャンプボール。

タイミングと戦略を意識し、最初の一歩を有利に進めましょう。

  • この記事を書いた人

バスケおじさん

バスケを愛し20何年、辞められずいまだにバスケプレーヤーとしてやっています。 長年バスケを経験しているからこそ分かる事もあります。 そんなバスケで役立つ情報をお伝えしていきます。

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