バスケットボールで確実に得点を決めるために欠かせないのがレイアップシュートです。
シンプルに見えて意外と難しく、「試合で外してしまう…」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか?
レイアップを成功させるには、正しいフォームや動作を身につけることが大切です。
今回は、基本のレイアップから応用技術、成功率を上げるコツ、効果的な練習方法まで詳しく解説します。
レイアップシュートとは?
バスケットボールの試合では、ゴール下での得点チャンスが多くあります。
そこで重要なのが「レイアップシュート」。
ディフェンスをかわしながら、 スムーズに得点を決めるための基本技術 です。
レイアップシュートの特徴
- ゴールに近い位置から行うシュート
- 2歩のステップを使い、ジャンプして放つ
- バックボードを利用して決めることが多い
なぜレイアップが重要なのか?
試合中、 最も確率の高いシュート の一つがレイアップです。
特に速攻時やゴール下での攻防では、レイアップができるかどうかで得点チャンスが大きく変わります。
基本のレイアップ(まずはここから!)
「レイアップって何?」という方は、まず この2種類をマスター しましょう!
アンダーハンドレイアップ(すくい上げるようにシュート)
ゴール下でディフェンスをかわしながら素早くシュートを打つ技術です。
シュート時にボールをすくい上げるようにリリースするのが特徴です。
✅ こんな時に使う!
- ゴール下でディフェンスがいてブロックされそうな時
- 相手の手をかわしながら、素早くシュートしたい時
📌 動きの流れ
- ボールを片手で持つ(利き手でしっかり支える)
- リングに向かってボールを すくい上げるように放つ
- バックボードの 枠の角を狙って当てる!
💡 ポイント
- 強く投げない! → ふんわりとリングに「置く」イメージ
- ボールに軽く回転をかける → 指先でコントロールしやすくなる
🎯 イメージしやすい例
手のひらで そっと水をすくい上げるような動作 をして、そのままボールをゴールへ導く感じです!
オーバーハンドレイアップ(普通のシュートに近いフォーム)
通常のシュートに近い動作で放つレイアップ。
バックボードを利用せず 直接リングを狙うことも多いです。
✅ こんな時に使う!
- ゴール下でディフェンダーがいない時
- 高い位置からシュートを打ちたい時
📌 動きの流れ
- ボールを両手で持つ(シュートフォームを意識)
- ジャンプと同時に 片手でリリース
- リングに向かって 真っすぐシュート!
💡 ポイント
- 普通のシュートと同じ感覚でOK!
- 高い位置からボールを離すことで ブロックを避けられる
🎯 イメージしやすい例
バスケ経験者なら ミドルシュートの延長線上だと考えると分かりやすいですね!
ディフェンスをかわすためのレイアップ
試合では、ゴール下で ディフェンダーに囲まれることがほとんど。
そんな時に有効な、ブロックをかわすためのレイアップを紹介します!
フローターレイアップ(高く浮かせて打つ)
相手のブロックをかわし、 リングの上からボールを落とし込むシュート。
特に背の高いディフェンダーがいる場面で有効です。
✅ こんな時に使う!
- 相手が自分より背が高く、ブロックされそうな時
- バックボードを使えない位置にいる時
📌 動きの流れ
- ドリブルでゴールにアタック
- ジャンプと同時に 高くボールを持ち上げる
- リングの上から落とし込むイメージでシュート
💡 ポイント
- アーチ(放物線)を大きくする!
- 指先でふんわりと放つ → 強く押し出さない
🎯 イメージしやすい例
バレーボールの トスを高く上げる ような感覚。
相手の手を「山越え」でかわすイメージでシュートしよう!
ユーロステップレイアップ(左右にステップしてかわす)
速攻時や1対1の場面で、ディフェンダーを ステップで揺さぶりながら突破するレイアップです。
正面から相手にぶつからずに得点できるため、試合でよく使われます。
✅ こんな時に使う!
- ディフェンダーが正面で待ち構えている時
- 速攻の場面で1対1になった時
📌 動きの流れ
- 1歩目でディフェンダーの逆方向に大きく踏み込む
- 2歩目でさらに反対側へステップしてディフェンスを外す
- 空いたスペースからレイアップ!
💡 ポイント
- 「左右に揺さぶるステップ」がカギ → ディフェンスの動きを見て、タイミングを合わせる
- スムーズな体重移動 → ぎこちなくなるとバランスを崩しやすい
🎯 イメージしやすい例
サッカーの「フェイント」に近い動き!
相手の意識を 一方向に向けた後、逆に動くことで突破しやすくなります。
スピードを活かしたレイアップ
速攻や1対1の場面では、 スピードを落とさずにゴールへ持ち込むレイアップが有効です!
ギャロップステップレイアップ(大きな一歩でゴールへ突進)
「ギャロップステップ」とは、 ドリブルを止めてから大きな一歩を踏み出し、その勢いでシュートまで持ち込む動きのことです。
ディフェンスを振り切りながら、スムーズに得点を狙うのに適しています。
✅ こんな時に使う!
- 速攻時に スピードを活かして一気にゴールへ向かいたい時
- ディフェンスが遅れていて、空いているスペースがある時
📌 動きの流れ
- ドリブルを止めて、大きく踏み込む
- そのままジャンプしながらレイアップを決める
- スピードを落とさずにフィニッシュ!
💡 ポイント
- 勢いを止めずに「流れるように動く」
- 大きな一歩を意識する → 小さくステップを踏むと勢いが弱まる
🎯 イメージしやすい例
「助走をつけた幅跳び」のような動き!
スピードを活かして、一気にゴールへ向かおう!
レイアップシュートを外さないための5つのコツ
レイアップは簡単そうに見えて、実は 外しやすいシュートでもあります。
試合中、焦ってしまったり、フォームが崩れてしまうと、思ったように決まらないことも…。
そこで、 レイアップの成功率をアップさせるための5つのコツを紹介します!
体に余計な力を入れない
レイアップのミスの多くは、 無意識の力みが原因です。
特に初心者のうちは、ゴール下で緊張してしまい、 肩や腕に余計な力が入ってしまうことがよくあります。
✅ 改善ポイント
- シュート前に 深呼吸をしてリラックス
- 「力を抜いて打つ」意識を持つ
- 柔らかく、スムーズなフォームを意識
💡 ポイント
試合中でも、 「フワッと軽くボールを持ち上げる」 くらいの感覚でOK!
力みすぎるとボールがリングに弾かれやすくなるので注意しましょう。
2歩目のステップは力強く、垂直にジャンプ
シュートを打つ際、 2歩目の踏み込みとジャンプの質が大きなカギとなります。
特に 踏み込みが弱いと、ボールが届かなかったり、安定しないフォームになってしまうことが多いです。
📌 意識するポイント
- 1歩目はスムーズに踏み出し、2歩目でしっかり踏み込む
- ジャンプは 前ではなく、真上に飛ぶ意識
- ステップを意識した反復練習を行う
💡 よくあるミスと改善策
ミス | 改善方法 |
---|---|
2歩目が弱い | しっかり地面を押し込むイメージを持つ |
前に飛んでしまう | ゴールに対して まっすぐジャンプ することを意識 |
タイミングがずれる | ステップ練習を繰り返してリズムを身につける |
ボールは「投げる」のではなく、「置く」ように打つ
レイアップのミスの中で最も多いのが、「ボールを投げてしまう」ことです。
シュートは 「リングに向かって置く」イメージで打つのが大切です。
✅ 改善ポイント
- バックボードの 四角い枠の角を狙う
- 指先の感覚を意識して、そっとボールを送り出す
- 力を抜いて「置く」イメージで打つ
🎯 イメージしやすい例
ボールを リングにそっと置くような感覚を意識しましょう。
バスケットのネットが そよ風で揺れるくらいの柔らかさで放つのが理想です!
リングを見続ける
レイアップを外してしまう原因のひとつに、「シュート前に目線が外れる」ことがあります。
リングを最後まで見続けることが成功率を上げるポイントです。
📌 目線の意識ポイント
- シュートの動作に入る前に、狙うポイントを決める
- ステップを踏んでいる間もリングを見続ける
- シュートの瞬間、リングを最後まで見る
💡 よくあるミスと改善策
ミス | 改善方法 |
---|---|
シュート時に目を閉じてしまう | 目を開けたまま打つ意識を持つ |
相手の動きばかり気にしてしまう | リングに視線を固定し、落ち着いて打つ |
足元を見ながらステップを踏む | 常にリングを見て、ゴールの感覚を養う |
バックボードの使い方をマスターする
レイアップは バックボードを正しく使うことで、成功率を大幅に上げることができます。
特に、初心者は 直接リングを狙うのではなく、バックボードの四角い枠を狙うことで成功率がアップします。
📌 バックボードの狙いどころ
- バックボードの四角い枠の角を狙う
- シュートの角度によって狙うポイントを微調整する
- 強く当てすぎず、やわらかく当てる
💡 よくあるミスと改善策
ミス | 改善方法 |
---|---|
バックボードに強く当てすぎる | 優しくボールを当てる意識を持つ |
直接リングを狙ってしまう | バックボードの枠内を狙うようにする |
角度が悪くてボールが跳ねる | 適切な角度で当てる練習を繰り返す |
まとめ
レイアップシュートは、正しいステップやフォームを意識すれば、誰でも成功率を上げられるシュートです。
基本の動作をしっかりと身につけ、力みをなくし、リングをしっかりと見て打つことが重要になります。
さらに、バックボードの使い方を覚えたり、試合で使えるバリエーションを増やすことで、ディフェンスに対応できる幅が広がります。
レイアップの精度を上げるには継続的な練習が不可欠です。
日々の練習に正しい方法を取り入れ、試合で自信を持ってシュートを決められるようになりましょう!