バスケットボールに空気をどれくらい入れたら良いかご存知ですか?
何気なく普段バスケをやっているかもしれませんが、おそらくほとんどの方は、ドリブルなどをした時に「ボールがはずまないな?」といつものドリブルとはちょっと違った感覚になった時に、ボールに空気を入れていると思います。
しかし適正な空気圧を知っている方は、ほとんどいないのが現状でしょう。
そこで、ここではバスケットボールの空気圧について、超詳しく簡単にご説明したいと思います。
まずはご覧になってもらい、すぐに実践してみてください。
公式から確認するバスケットボールの空気圧について
日本バスケットボール協会による「バスケットボール競技規則」によると、ボールにはいくつかの規定があり、その中に「ボールのはずみ方について」の規定がありますので、以下にご紹介いたします。
ボールの最底部までがおよそ1,800mmの高さからフロアに落下させたとき、ボールの最上部が1,200mmから1,400mmの高さまではずむ程度に空気を入れる
という事は、空気圧という規定はなく、あくまでもボールのはずむ高さで入れる空気を決めているという事になります。
しかし、ボールには空気圧についての表記があり、空気を入れる穴近辺に記載されていることが多いですが、「bar、hpa、psi」と圧力あっても分からないと思います。
なかなか数字だけですとイメージしにくいかもしれませんが、例えば筆者である私は身長182cm程度ありますので、バスケットボールを頭の上からまっすぐに落とした場合に1,200mmから1,400mmの高さはどの位置なのか、測ってみました。
私の場合、靴を履かない状態で床から1,400mmの位置は、だいたい脇のところになりました。
したがって、自宅の床と体育館の床だと若干違いが出ると思いますが、頭の上からボールをまっすぐに落とした時に、脇ぐらいにボールの上部がくれば、そのボールは規定量の空気が入っているという事になります。
180cmぐらいの身長の方でしたら、割と簡単に見極められると思いますが、160cm、170cmだった場合の目安はどうすればいいのでしょうか。
あくまでも目安ですので、ご自身の判断にお任せいたします。
- 160cm:頭にこぶし2個を乗せた高さからボールを落として、ボール上部が鼻あたりに来る
- 170cm:頭にこぶし1個を乗せた高さからボールを落として、ボール上部があごあたりに来る
- 180cm:頭の上からボールを落とし、ボール上部が脇あたりに来る
まずは、自宅の床で試してみて、ボールの上部が上記の位置にくるようであれば、まず問題ないと思いますので試してみてください。
また、この空気圧は7号ボールだけではなく、5号、6号ボールでも適用となりますので、お間違えなく。
ボールの空気は多めが良いか少なめが良いか
バスケットボールに入れる空気の量については、何となくご理解してもらったかと思いますが、普段、練習する場合に、「多めに空気を入れた方が良い」のか「少なめに空気を入れた方が良い」のかと、迷っている方も多くいます。
実際は、「バスケットボールの空気圧は適正値」をおすすめします。
バスケットボールへ空気圧を変えた場合の違いは以下が考えられるでしょう。
- 跳ね返りが大きいので、ハンドリングが難しい
- 跳ね返りが大きいので、ハンドリングスキルが向上する可能性がある
- 腕の力みが少なくすむ
- 跳ね返りが少ないので、強くボールを床にぶつけないとドリブルが出来ない
- 強くドリブルをするため、腕の力がつく
極端に空気を多くしたり、少なくするのは意味が無いと思いますが、若干の空気圧の調整であれば、練習でやってみるのもありかもしれません。
しかし、試合ではボールの空気圧は適正値ですので、やはり普段の練習でも、「バスケットボールの空気圧は適正値」をおすすめします。
まとめ
バスケットボールの空気圧についていかがでしたか。
ミニバスだからこの空気圧、7号だからこの空気圧という事はありません。
持っているバスケットボールの空気圧が適正かどうか、まずはご紹介したように自宅で試してみてください。
少なければ空気を入れ、多ければ空気を抜いて、適正な空気量でバスケをしましょう!
バスケのボールについて詳しく知りたい方は、「バスケで必要なボールの選び方とおすすめボール10選」を確認してみてください。